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2013.10.21

シンガポールの仕事場:HUB Singapore

シンガポールに移住して、半年が経ちました。
 
毎月1週間東京に戻っているから、
その都度、味覚がジャパンクオリティに引き戻される生活です。
 
最初の数ヶ月は、
どっちが拠点なのか身体が理解できていないのか
行き来する度にわけわからないかんじでしたが、
ようやくここのところで「シンガポールがホーム」と身体が覚えてきたような気がします。
 
やはり、旅行で来るのと住んでみるのとは、結構違うものです。
そして、シンガポールは、本当に安全で快適な国です(とくに暑いのが好きなぼくにとっては)。
 
あっという間に半年経ってしまったので、
取り返すためにも、ちょこちょこブログを復活させていきたいと思います。
 
まずは、週の半分くらい通っているシェアオフィススペースをご紹介します。
 
 
HUBというシェアオフィススペースです。
東京にも今年できたようですが、世界中に展開しているシェアオフィスです。
 
HUB Singapore
 
形としてはシェアオフィスなのですが、
それよりも「スタートアップのコミュニティ」といった方が良いかもしれません。
トークイベントや、投資家とのマッチングイベントなどもやっています。
 

 
ここには、シンガポール含め、
他のアジアや欧米から様々なスタートアップや、
いわゆるソーシャルアントレプレナー的な人たちが集まっています。
 
スペースもフリーアドレスなので、
わりとみんな仲が良いです(写真はなんか暗いけど)。
 

 
日本人はずっとぼく一人だったのですが、
つい最近、何名か参加されてきたようです。
 
ここを選んだのは、以下のような理由からでした。
1. ずっと家で仕事するのはキツそう
2. 日本人が少なく英語が飛び交っていてなんかテンション上がった
3. 安かった(週3日使って2.5万/月くらい)
 
 
シンガポールに来て以来、
たくさんの日本の方々と交流させてもらっていますが、
HUBのコミュニティは、そこからはだいぶ遠いところにあります。
 
こちらへ来たからには、
そういうITやスタートアップならではの空気も感じながら
仕事をしたかったので、ぼくにとってはうってつけでした。
 
最近は、ようやく言葉にも慣れてきたので、
ちょこちょこ仕事中に雑談をしたりしながら、
気持ちよくやっています。
 
 
しかし、ものすごく驚いたのは、
ここにいる人たちのほとんどが、7時くらいになると全員帰ることです。
 
もちろん、成果は時間に比例しないけど、
それでもスタートアップって、圧倒的に時間が足りないもんじゃないかと思うんですが、
帰っちゃうんですよね。
 
もしかすると家でやってたりするのかもしれませんが、
日中もわりと雑談しながら仕事してるし、
「この人たちいつ仕事してるんだろ?」と思います。
 
ぼくの常識では計り知れない集中力と生産性を
持ち合わせているのかもしれません。
 
 
この他にも、IT系のスタートアップが集まる施設があって、
NUSという国立大学とSingTel(通信会社)が運営している
「Plug@Blk71」という施設があります。
 
これについては、ライターの岡さんのコチラの記事で紹介されてます
ここでもよく、トークショーを開いたりしています。
 

 
 
シンガポールに来てみて、まず驚いたのは、
ものすごくシンプルに「学歴」「キャリア」「給料」を大事にしている国だなぁということでした。
あと、政府関係者とのネットワークでしょうか。
 
けど、人レベルではみんなとてもオープン。
なんというか、おしなべてすごくやさしい。
英語も人によって習得レベルがバラバラなので、コミュニケーションも寛容。
 
さらに、こういうスタートアップのような新しい動きをサポートする動きにも積極的です。
おまけにそれが自国民だけでなく、欧米やアジア各国の人々で支えられていて盛り上がっているのも、
この国で仕事や生活をする魅力だなぁと思います。