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2009.11.23

「芸術の秋」ということで。

momiji.jpg

 

ちょびっとだけ、引っ越しました。
学芸大学から祐天寺へ、
北へ500メートルほど。

 

 

1つ駅が違うだけで、
全然雰囲気が違うから、
街って面白い。東京って面白い、って思います。
さて、今日はイベントのお誘い。
みなさんの五感をくすぐるであろう
3つのイベントのご紹介をします。
1つは、毎月CINRAが渋谷O-NESTで
開催している無料音楽イベント『exPoP!!!!!』です。
残り2つは、
原宿で12月に毎日トークショーを開催するという
無謀かつ大胆な企画『MAGNETICS』のCINRA主催の回のお知らせです。
どれも一筋縄ではいかない、
「おお!」という発見があると思うので、
是非お気軽に遊びにいらしていただければと思います。
以下、ご紹介します!
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【 exPoP!!!!!】
CINRAが毎月渋谷で
無料開催している音楽イベント『exPoP!!!!!』。
今回の目玉は何と言っても「神聖かまってちゃん」です。
これ、バンド名です。
衝撃的なパフォーマンスと楽曲を繰り広げるということで、
今、フツフツと業界をにぎわせています。
注目度がかなり高いので、
あと半年くらいでこのヘンテコリンな名前が
みなさんの耳にも入ってくるかもしれません。
さらに、
ライブを観る度に泣かされてしまう(笑)、
「ウミネコサウンズ」も出演です。
みんなで、泣きましょう(笑)。
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viBirth × CINRA presents
「exPoP!!!!! volume32」
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2009年 11月26日(木)
OPEN 18:30 / START 19:00
会場:SHIBUYA O-nest
入場無料 (without 2Drinks)
出演:神聖かまってちゃん 、ウミネコサウンズ 、太平洋不知火楽団 、ヤーチャイカ
ご予約・地図→ http://expop.jp/
※予約いただかないと入場できないことがありますので、
お越し下さる場合は必ず上記URLより予約をお願い致します。

 
【 MAGNETICS 】
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目を使わずに絵を描く!?
あなたの中で新たな発見があるかも!
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●日時 :12月3日(木) 20:00〜23:00
●会場 :SUNSHINE STUDIO CAFE(原宿)
http://www.sunshinestudio.jp/
●ゲスト:こどもごころ製作所(博報堂)
http://www.kodomogokoro.jp/
「クラヤミ食堂」など、
大人のこどもごころをくすぐる企画を
次々とプロデュースする「こどもごころ製作所」がMAGNETICSに参加!
当日は、「クラヤミスケッチ」というワークショップを行ないます。
5,6人のチームになって、
初対面同士で織りなすコミュニケーションを楽しめる企画です。
詳細はここでは言えませんが、
いつもと違う日常を感じられること間違いなし!
※ワークショップ参加には定員がありますので、
いらっしゃる際は右上のプロフィール欄のアドレスに、
メールにてご連絡ください。
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ラフォーレ公演1週間前!
「反復かつ連続」公開リハーサル&トーク
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●日時 :12月16日(水) 20:00〜23:00
●会場 :SUNSHINE STUDIO CAFE(原宿)
http://www.sunshinestudio.jp/
●ゲスト:柴幸男(ままごと)
http://www.mamagoto.org/
今、小演劇界で最も注目を受けている若手演出家、柴幸男が登場!
12月にラフォーレ原宿で行なわれるイベントの公開稽古を
MAGNETICSで行ないます。
当日お見せする作品は、『反復かつ連続』です。
実はこの作品、
3年ほど前にCINRA主催のイベントで公演していただいたんです。
あまりにもその作品が好きで、
(とは言え、自分はそこまで演劇は観に行かない方ですが…)
本当に圧倒されて、今回、またまたオファーさせてもらいました。
12月ではラフォーレでも公演する作品を、
間近で見られるチャンスです。
「演劇って、疲れるし、面白いの少なそうだし」
なんていう方、是非いらしてください。
確実に、覆されます。
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そもそも『MAGNETICS』とは?
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簡単にお伝えすると、
原宿のとあるカフェで12月に
毎日トークショー&交流会をやる、という無茶な企画です(笑)。
http://wearemagnetics.org/
CINRAはこのプロジェクトに事務局として関わっており、
CINRAの他に、デザインポータルの「CBCNET」、
合法的にグラフィティアート(街の壁に絵を描く表現活動)
をやっている「NPO法人KOMPOSITION」、
ブックコーディネーションをしている「numabooks」、
東京にアートを切り口にした保育園を立ち上げる「東京保育」、などなどです。
そういった事務局の面々が、
「この人たち最近アツいよね!」という人たちを呼び、
毎日何らかのテーマのもと、トークショーをやっています。
そもそもこのプロジェクトが立ち上がったのは、
「場所(磁場)」というものについて
考えてみたいというところからでした。
あらゆるコミュニケーションがネットに替わられている今、
リアルなコミュニケーションでしか発生しえない、
新たなつながりや自分のフィールド以外の人や考え方との出会い、
そういったことをこのプロジェクトで継続的に発生させられないかということです。
つまり、「人をくっつける」という意味で
「MAGNETICS」という名前なのです。
場所は、原宿のSUNSHINE STUDIO CAFE。
毎日何らかのイベントをやっているので、
是非遊びにいらしてください。
http://wearemagnetics.org/
※11月28日には全日程のイベント内容が公開されます。
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2009.11.07

ヘヴン

最近はもっぱらtwitterでつぶやくばっかりに、
ブログ・mixiは放っぽり気味。

 
http://twitter.com/ta1

 

先月の連休、
川上未映子氏の『ヘヴン』を読む。

 

 


heaven.jpg
 

 

装丁がかっこいい。
by鈴木成一デザイン室。

 

いじめっていうのは、
最近はだいぶ遠い話しになってしまったけど、
これはなかなかに胸が苦しい。

 
テーマは善と悪。
つまり、重い。。。

 
でも、流行ってるから読んでみる。
ここ、大事。

 
いじめを切り口に
「善と悪」について考える作品なんだけど、
いじめでもなんでも、
善と悪を問題にしようとする場合、
被害者の立場から語られることが多い。

 
いじめの被害者とか、
冤罪の被害者とか、
強姦の被害者とか。
加害者の立場から語られることって、あんまりない。

 
せいぜい、
「殺したいと思ったから殺したんです」
とかいう、加害者のバックグラウンドを完全消去するような、
短絡的な報道くらいなもの。
それじゃ、善悪の問題は何も解決されない。
ただ、同情を喚起させるだけで、すぐに忘れ去られる。

 
この小説では、
悪(いじめ)の加害者からの言い分というのもあって、
それが一見して非の打ち所のない論理だから、
読む人に善悪について考えるきっかけを与えてくれる。

 
結局のところ、善と悪は、
自分と他者との「想像力」の問題であって、
法律の問題ではない。

 
ということで、
この作品の広告にやたらと書かれているような、
「涙がとめどなく流れる」わけでもないし、
「圧倒的感動!」でもないし、
「驚愕と衝撃!」でもないんだけど、
自分は好きでした。
ふー、重いな。笑