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2006.12.31

2006年のおみくじの結果

怒濤の業務も一段落。
年末を感じる余裕さえなかったけれども、
今、今年のcinraの業績を整理し終えて、やっと一年の終わりなかんじがしてきた。
大晦日はのんびり過ごそっと。
今年は本厄だったし、おみくじも大凶っていう人生史上稀に見る境遇だったけど、ほんとに素晴らしいことしか起こらなかった。
cinraや、僕自身を支えてくれるすべての人に心から感謝!
今年の目標は「良くも悪くも経営者になる」でした。
cinraを会社にするまでの3年間、お金になんか興味がなく、ただがむしゃらに情熱を燃やしてきました。
そして会社にして、情熱だけではいけないこと、お金を自分の手で生み出していくこと、人を束ねていくこと、色んなことを学んだし、まだまだ発展途上です。
2年くらい前、cinraでやっていくのか、就職をするのか、悩んだ時期がありました。
少し会社に勤めて、スキルやネットワークを充実させてから挑んでもいいんじゃないかと思ったんです。Never too lateっていう格言もあるわけだし。
ぼくの近しい人も、みんなそれを勧めていました。cinraがやろうとしていることは簡単な道のりではないわけだし、本当にぼくのことを思ってくれているからこそですね。
だけど、やりたいことがあるのに別の仕事をしても、そこで得た経験は、「ま、俺はやりたいことが他にあるからいいや」的な考えで、何事にも本気になれない。
色んなことが本当の意味で自分の実にならないんじゃないかと思いました。
それなら、失敗してもいいから「今」がめちゃめちゃ充実している方がいいじゃんね、と思ってcinraでやっていくことを選びました。
起業して8ヶ月経った今、あの時思った通り、一つ一つの経験や出会いが豊かにぼくの中に吸収されていって、今では当時心配してくれていた人たちはもちろん、もっと多くの人たちがcinraやぼくを応援してくれています。
この8ヶ月は、cinraを個人事業から株式会社へステップアップさせてくれました。
ぼく自身も、今見渡せる限りで「経営者」になれたと思うし、色んな人たちのおかげで以前に増す自信がつきました。
来年は、ぼくの力と潜在能力を、躊躇なしに全部解放したいと思ってます。
10年以上待ちに待っていた、脱皮です。

2006.12.05

理不尽だと思う

今日、晩飯食べながらnews23を見てたら堀江さんが出てきた。
「未来」とか「新しい」とか「希望」っていう言葉っていうのは、連発し過ぎると一気に興ざめです。
言葉が宙に浮いて、うさんくさくなります。
別に堀江さんがどうこう、っていう話しじゃなくて、単純に。
その後、例の「交通事故きっず」についてのニュースだった。
いっつも同じように思っていることなんだけど、たぶんああいうひどいことをするのは多くても10万人に1人くらいなものだろうと思う。
一方、テレビを見ているのは、残りの99999人。
その人達がみんな同じ情報を受け取って、10万分の1の確率の情報を無理矢理発信される。
で、「世の中ぶっそうだなぁ」とか「世の中暗い事ばっかりだなぁ」とか思ったりする。
それがスタンダードになって、危機管理欲求が高まって、防犯グッズがバカ売れしたりする、っていうのはまぁいい。
それより、世の中ってネガティブなんだ、っていうのが、実際は10万分の1の事実なのに、絶対視されちゃう。
それっておかしい。
だから、枠の外に出るのが危なっかしく思えて、変に保守的になってしまうわけだ。
森達也さんの言葉を思い出す。
「世界はもっと豊かだし、人はもっと優しい」
名言です。
森達也HP

2006.12.04

水を得たサカナ

1ヶ月以上、滞っていました。笑
先週、次号のマガジンの取材に行ってきた。
小説家の星野智幸さん。今、早稲田で教鞭をとっていらっしゃいます。
星野さんのことを知ったのは高校生の頃。
「僕らの智慧の果てるまで」というSTUDIO VOICEの特集に触発されて(前にも先にも、これ以上のスタジオボイスはありません。最高の一冊)、そこでインタビューしていた宮内勝典さんという方にアポを取り、高校の講演会に来てもらったのでした。
その後、宮内さんのHPの掲示板で色んな方と交流をさせていただいて(その頃はまだネットが悪用されることは少なかったのです)、そのうちの1人が、この星野さんでした。
もう5,6年も前の話しなのに、星野さんはぼくのことを覚えていてくださって、取材の依頼に快くOKをいただいたのでした。
大変物腰の柔らかい方で、且つ言葉を選んですばらしい受け答えをしてくださいました。
とてもいい記事になりそうです。
最近はインタビューに自分で足を運ぶことが少なくなってきていて、みんなスタッフが担当してくれています。
ぼく自身は本当に久しぶりだったのですが、やっぱり最高です。取材は。
たくさんの栄養をいただきました。
この栄養を、価値として世の中に提供するのがぼくの役目です。
そして、それを経済活動に結びつけるのが、ぼくの目標です。
まずは、1つ1つ。
次号のcinra magazineで、自信をもって思いっきり発信します。
1月20日発行です。