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2005.09.29

つくばエクスプレスに乗って…

389bf9cb.JPG昨日半年ぶりに大学に行った。
つくばエクスプレスに乗って。
はんぱじゃない。
アキバからつくばまで(この2つの街を結びつけた人には後々責任をとってもらうことになる気がする)を結ぶこの私鉄、はやすぎる。今迄の4年間の通学、往復6時間が本当にバカだったみたいだ。。。
卒論の中間発表のリハーサル(?)で行ったのだけれど、なんだかぼくの知らない間にぼくは大変な過ちをいくつかおかしていたらしく、「キミ、来年も残らないと無理だよ」とか言われ、大学中を走り回る。卒業半年前にして早くも頭を下げっぱなしである。卒論ですらあやういっていうのに困ったものだ。
事務は早く閉まってしまうので、仕方なく速攻で帰宅。
で、万作さんとマガジンの仕上げ作業。
今回は結構すぐに終わるかなぁと思っていたのだが、なんと過去最長で二晩かかってさっきマスターをプレス屋さんに発送してきた。
その甲斐あって、今回は妥協一切なし。
今迄も当然妥協はなかったけど、コンテンツもガラっと変わり、スタッフも3倍くらいに増えたので、色々トラブルも起きた。でも、みんな乗り越えた。ほんとみんな、最高な奴らだと思う。おつかれさま!!
マガジンが一段落して、今はwebのリニューアルとweb特集vol.2の制作を今月中にやる。それから10/7のサロンの準備を少し。このあたりはみんなスタッフがすごくがんばってくれていて、ぼくは横から口を出させてもらうくらいなものである。みんな頼もしい。
そう、楽しくがっつり。大変ではあるけれど、やればやるだけ自分も周りも豊かになれるんだ。
あとは10/20にプレスされてきて配布が開始するマガジンのプロモーション活動の準備とか、cinra record(!)リリース第一弾の準備とか、今抱えているデザインやweb、映像のお仕事もいくつかある。
さらにさらに、また新しいプロジェクトをはじめている(これが肝)。
やりたいことは全部やる。でも今までその分一つ一つを丁寧にやれなかったから、もっとcinraの全ての活動を有機的に結びつけて、たくさんの人にこの存在を知ってもらえるようにがんばる。これが10-11月の目標。
それで年末、来年3月迄に一気に駆け抜ける。やっとそれで、cinraがスタートラインに立つ。ウキウキだ。
っていうかんじで一気に頭の中を整理してみる。
Don’t worry be happy…

2005.09.24

iPodバッテリー交換!

作業の合間を見て、iPodのバッテリー交換を敢行!
ぼくのiPodはアメリカでバッテリー訴訟が起きたほどに(ユーザーの勝訴!)、バッテリーがすぐにヘタる第3世代のiPod。購入から1年半くらい経ち、使いまくっていたのでバッテリー満タンにしても10分くらいで切れるという文字通り「キレる中学生」並に短気な奴だ。
マガジンのインタビューもiPodで録音しているのですが、録音できていなかったとかいう大惨事もあり、この際、意を決してバッテリー交換。アップルに頼んじゃうとかなりお金かかるから自分でバッテリー買ってきてやってみる。「全て自己責任で」とか書いてある。。。
iPodバッテリー交換
ものすっごい時間かけてなんとか終了した。
ドライバーで分解していき、勢い余って負傷したりしつつ。。。
これでまた快適ライフです〜♪
【リンク】
3Gのバッテリー交換
アメリカでのバッテリー訴訟

2005.09.21

イベントが終わり…

敬愛するパパ・タラフマラとの共催イベント「ベッド」が終わった。
本当に鬼のような3日間で、自分のキャパシティーがオーバーした時間だった。
まぁかなりイレギュラーなイベントだったから仕方なし。
やっぱりキャパオーバーってのはいい。「あぁまだまだ青いんだな」っていうのが実感できる。もっともっと成長したい欲求がニョキニョキでてくる。こんなことでぼくがキャパオーバーしてていいほど、cinraの可能性は低くないはずだから。
とにもかくにもその甲斐あって、イベントは大成功。
連日満員でお客さんからもいいイベントだったという声をたくさんいただいた。
個人的にも多くの人とつながることができたし、何より身体表現というもののリアリティーの可能性を存分に味わったイベントだった。ぼくらの身体はまだまだ死んでないんだ。
そうしてまたデスクワークへ。
ちょっとふ抜けになったみたいに、気合いが入らない。
リズムが少し狂っちゃったんだな。
今日は初めて取材を受けた。
インタビューはいつもする側で、されるのはなかなかに面白い。
YAFというNPOのフリーペーパーに掲載されるようです。
その後打ち合わせをして、夜からマンサク&スミレとお仕事の話しやらどうでもいい話しで朝を迎える。やるべきことが見えた。今はスタッフみんなの労力や価値が報われるように、ぼくはひたすら外に動く時期なのだ。中の仕事もこなしつつ、cinraそれ自体がしっかりと社会とつながっていられるように(そうでなければやってる意味がない)今まで以上にがっつりがんばる時期なのです。
そして来週は卒論の中間発表なので、そっちもしっかりやりましょう。

2005.09.12

二大政党時代早くも終了。。。

圧倒的な自民党勝利で終わったなぁ。意外でした。
前回は公明党の議席もあってなんとか、っていうところまで民主党ががんばっていたのですが。
結局はもう、戦略の問題ですね。笑顔だのクールビズだのキャッチコピーだの。。。あそこまでわかりやすくやれば投票率もあがるし、分かりやすい方にみんな流れる、っていう。
年金だの福祉だの言っているけど、そのマニフェストをほとんどの人が理解できないのかもしれない。実は。そう言う意味では非常にアメリカ的な流れになってきている。
いずれにせよ、来年9月までは小泉体制。
その次の展開が気になる。増税は絶対だろうし。
話しは変わって、最近は色々なプロジェクトに忙殺されながらも卒論のために本を読んでいる。いや、今本を読んでいるって結構ヤバいんだけど。。。
で、「大航海」っていう思想雑誌を読んでいる。「インターネットの光と闇」っていうタイトルのやつ。最初はこの雑誌をあまり知らなかったもんだから、左翼系の雑誌なのかなぁなんて思っていたんだけど全然。
鈴木謙介と齋藤環の対談が目からウロコ。鈴木氏の現代の洞察力には圧巻。若いがゆえに新しい。フジロックやmixiやblogをとりあげて、新鮮な切り口で現代を斬っている。
今日は次回のweb特集についての座談会をやった。そのテーマが「身体性」。今週末のcinraイベントのテーマも身体表現と身体性。ぼくなりにここ1年ぐらいずっと熱いトピックなのです。結局はリアリティー不在の問題を身体性でカバーできるのでは、っていうところから端を発している。
で、この鈴木×齋藤対談、座談会の前に読んでおけばよかった。いかに身体性というものをある種の現代のシニシズムから脱するための憧れ、幻想的なものとして自分が捉えていたかがわかった。薄々気付いてはいたんだけど、やっぱりそこしかないだろうと。残されているのは身体性だけだろうと思うのは変わらない。他にあるんだとすれば、それはもう1つ1つ行動していく、つまり社会のシステム自体を変えようとする動きをやっていくことでしか見えてこないから。
実際この対談でも散々幻想だって言っているくせにじゃあそれに変わるものは? っていう話しになると何もしゃべれてない。ただ、身体性というものが一旦どういう方法論で否定されてきているのかっていうのがわかった。嬉しい嬉しい。この対談はなかなかに面白かったです。
「ベッド」のトークセッションで出演者につっこめる幅が増えたな。
「ベッド」9/16-18 @UPLINK factory presented by cinra+Pappa TARAHUMARA

2005.09.03

世間は狭い??

今日はcinra-magazine vol.4の巻頭インタビューでお世話になったFADERの佐々木敦氏のトークショーに行ってきた。太田出版の知人(主催/司会)に誘われたのですが、とても素敵な経堂のカフェ。アペルというとこ。
トークの内容は音楽はほぼなし。サブカルやオタク、80年代90年代00年代について、モダニズムやポストモダニズムの話しに終始しておりました。太田出版から出した佐々木さんの新刊に寄せてということで。
ちょっとフワフワしすぎてトークにエッジが利いていなかったのが残念でしたが。。。
なにはともあれ、気づけば次号でインタビューを掲載させていただくアジールデザイン代表/CETのプロデューサーの佐藤直樹氏もいらしていて、おまけにvol.6でインタビューさせていただいた椹木野衣氏の話しもチラホラ出たりして、なんだかcinra-magazine的なトークショー。会場に展示されていた作品まで知人のものだったっていう。。。
世間は狭いものです。というか、これはぼくらが立っている場所があまりにも小さなものだからなのです。普段どっぷり浸かっているから考えない事だけど、この小さな輪の対局にもっと大きなうねりがあることを絶対に忘れてはならない。常に言動の出口はそちらを向いていないとならないと再認識した一日でした。