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2009.05.17

タイフェスにて一目惚れ

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今日は、タイフェスに。
代々木公園が大渋滞でした。
みんな、タイ好きなんだなぁ。
俺も好きだけど。
とりあえず、食べる、食べる、食べる・・・。
例年通り、
食べることだけが目的だったが、
グっと来る出来事が起きた。
あるテントで、タイの公式スポーツである
セパタクローの日本代表選手が来ていて、
必死にその魅力を伝えていた。
真面目に話すが、誰も、止まらない。。。
話しが終わった後も、選手たちもバツが悪そうにしている。。。
こういうのは、ただただ、残念な光景である。
そろそろ帰ろうかな、と歩いていたところ、
ぼくの後ろにいたカップルに、
ビラ配りの女性が懸命に話しかけていた。
「今度、タイ代表と日本代表でセパタクローの試合があるんです」
そう言って、ビラを渡そうとしているらしいが
(後ろにいたから、実際はよくわからないけど)
どうやらカップルはビラを受け取らないらしい。
すると、ビラ配りの女性は、
「お願いです! 知っていただくだけでいいんです!」
と哀願にも近いような声を発した。
どうやら後ろのカップルもその気迫に負けて
ビラを受け取ったようで、
「あ、ありがとうございます!」
とビラ配りの女性の声が聞こえてきた。
これは、グっときた。
その「知っていただくだけでいいんです!」というお願いが、
なんともケナゲで、謙虚で、おまけに一生懸命すぎて。
きっと、セパタクローの広報なんて、
ボランティア同然でやっているだろうに、
この情熱は一体なんだ、と。
自分たちも、
「知らないことを知ってもらえるようにするため」
に仕事をしているわけです(ジャンルは違えど)。
でも、ちょっと昔よりも状況が良くなっただけで、
気を良くしてしまっている部分もあるんじゃないだろうか。
ある程度の集客が見込めるメディアを持ったり、
イベントをやっているだけで、
もう何者かになった気になって、
ああいう恥ずかしい(と言っては失礼極まりないけど)
行動ができなくなっている気がする。
それこそ、最も恥ずかしい。
やっぱり一生懸命にやっていた方が、
かっこいいやね。
顔も見知らぬ、ビラ配りのおねえさんに、ホレました。

写真の通り、トゥクトゥクが限定10台で売ってました。
高速も走っていいらしいです。