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2006.04.05

ワンセグ開始

4/1からワンセグが開始した。地上デジタル放送を携帯で受信するというやつだ。
おんぼろ携帯をいよいよ卒業して3月末に携帯を購入。auのW41H。
ワンセグ対応で、モバイルSuicaやPCサイトビュアーもついている。エクセルやパワポファイルも見られる優れもの。色々いじくってみると、ほんの少しの間で携帯がかなり進歩しているのがわかる。
ってことで早速ワンセグでテレビを見てみた。
ワンセグ1
映りも悪くない。屋内だとちょっと受信が悪くなるけど、屋外だとほぼ100%受信できる。
字幕も出す事ができるし、リアルタイムでその局が押したい情報やニュースなんかも番組と一緒に流れちゃう。たとえばショッピング系の番組で、その商品をそのままwebにアクセスして購入なんてこともできてしまう。これは注目されないはずがない。
ワンセグ2
〜関連ニュース〜
CNET:カカクコム、ワンセグ連動を視野にMXテレビで「価格.com」番組を開始
Tech-On:新・東京タワーの高さは610m,建設地は墨田・台東地区に決定
ワンセグの放送域をカバーする第二東京タワー。610mってものすごい。
CNET:ネット業界からは見えないモバイル広告市場の現状
携帯市場は今のところ若年層が強いけど、これからどうやって30代以上の富裕層を取り込んでいくかが見物である。EdyやSuicaなんかのお財布携帯はみんな使いたがっているという調査がでている。
そんなところにワケのわからないことをしようとする企業もいる。
FujiSankei Business-i:NTTドコモ「ワンセグ」有料化を総務省に制度整備要請へ
〜大ニュース〜
Boot Camp
インテルマックでwindowsXPが動きます。開発者に感謝。何かあったらいけないから、今のうちにダウンロードしておこう。笑
Mac Book、ローン組んじゃうかな。
〜その他最近のニュース〜
Windows Live Mail Desktopで、ウェブメールの戦いがデスクトップへ
マイクロソフトは、やっぱり「こちら側」にこだわる。でも現状ではたしかに便利かも。webメールをストレスに感じる人は少なくないだろうし。
Tech-On!:フレキシブルな電子ペーパーを凸版印刷が開発,酸化物半導体のTFTで駆動
NECの後を追い、凸版もきました。いよいよ紙のテレビが見えて来た。これが安価に実用化されたら、また広告業界が動くのでしょう。まだまだ先の話しなのかな。
〜study news〜
CNET:注目ブログの仕掛け人が語る「ブログプロモーション成功の鍵」
ブログやらSNSをビジネスにのせる動きが盛んだけど、成功するのはほんの一部。勉強になります。
Enterprise Watch:フィードパス小川氏インタビュー
サイボウズの小川氏がフィードパス株式会社のCOOに。モバイルにも対応していくというFeedpathの今後に期待です。
〜くっつけてみました〜
CBCNET:Tank Ticker
このブログの右下にくっつけてみました。CBCNETがTank Tickerを配布中。かっこいいなぁ。

2006.04.03

ローリングストーンズという奇跡

今までにないほどバタバタした3月がようやく終わり、4月に入った。
色々と乗り切ったというのもあるけど、今週末は最高だった。
cinra花見土曜日、代々木公園でcinraのお花見。
桜を見上げて、ワクワク。やっと春がきた。やる気がフツフツとわいてくる。
夜、寒くなって来たのでみんなで居酒屋へ。今回はたぶん今までで一番集まった。20人くらい。
みんなで楽しく過ごす。スタッフ同士がみんな仲良くなるっていうのはほんとに嬉しい。ぼくとスタッフのつながりはあっても、横のつながりがなければいい企画も生まれないのはもちろん、いいモチベーションが生まれないからだ。こういう機会は、なるべく増やしていこうと思った。
家に帰り、泥のように眠る。いつもの3日分は寝た。ちゃんと寝るとこんなにも目覚めが気持ちよいものなのだ。
そつなく仕事をこなして出陣。
今日はストーンズを観に行くのだよ。
思えば前回のストーンズもポールマッカートニーも、素晴らしく運の良いことに、というかみなさんのおかげでタダで見に行けている。今日もほんとは¥35,000だったのに。。。本当にありがたい話しだ。
かくして、ぼくは奇跡を目撃した。

rolling stones

一発目、いきなりJumpin jack flashである。上がらないわけがない。
ミックジャガーはやっぱりスターだった。本物のスターだ。彼以外に、世界中どこを探したっているはずのないスター。
キースはだいぶおじいちゃんになったけど、彼のギターは本当にしびれる。フレーズごとに、背筋がゾワっとさせられる。2時間もゾワっとしっ放しじゃ、背筋がもちやしない。
ロニーだってすごいさ。キースとの相性抜群。チャーリーのゼンマイ人形みたいなドラムだって健在。
この4人が並んで肩を組んで演奏している姿を、この世の奇跡と呼ばずして何と呼ぼう。
ローリングストーンズは60年代から活動をしている。キースもミックも、今年で63歳。それで会場を走り回って、最高にセクシーで、ロックなパフォーマンスをする。
ビートルズはもちろん、ザ・フー、ジミヘン、キングクリムゾン、ピストルズ、クラッシュ、ポリス、レディオヘッド、マーズヴォルタ…数えきれないほど素晴らしい音楽が生まれてはなくなっていく中で、彼らはまだ音楽をやめられない。
バンドというのは、もしかすると恋愛以上にデリケートだ。それを、40年も続けている。
しかも、多くの再結成が騒がれながらも残念ながら当時のグルーヴは取り戻せないというなんとも寂しい出来事とはわけが違う。ストーンズは常に進化している。
初期だって、中期だって、後期だって、全部最高なロックンロールだ。
ライブ中盤。
Start Me UpからはじまってPaint it Black→Sympathy For The Devil→Brown Sugarの流れ。
そしてアンコールはSatisfaction。感無量。完全にビヨンドディスクリプション。目盛りは振り切れた。
今回はニューアルバム「a bigger bang」のツアーだったけど、このアルバムからは2,3曲しかやらなかった。往年の名曲を披露するスーパースター。普通だったら、観客のために昔の曲やらなきゃいけないんだよね、ってなる。でもストーンズは違う。スキが全くない。技術的に完璧な演奏というわけではなくて、もう何千回も演奏してきたであろう楽曲に対して惰性というか、やる気のなさが全く感じられない。CDより100倍素晴らしい。
もう書き出すと止まらないし、前頭葉を経由しないでただ抑えられない感情を文字化しているだけのような気がしてきたのでやめよう。
4/10にcinraのwebサイトでこのライブのレポを掲載するんで、そちらをご覧頂ければと思います。2,3日経てば、もう少し冷静になれるはず。
今週末、ほんと生きててよかったよ。

2006.04.01

Hotwired Japan一時休刊&高校3年生の齢

長年テクノロジー・サイエンス系のニュースで素晴らしい情報を発信していたwebサイト、Hotwired Japanが、3/31をもって休刊した。復刊時期は未定。。。
ぼくがweb上でニュースサイトをしっかりチェックしたのは、ここがはじめてだったかもしれない。高校3年生の頃に知って、以後5年間、ずっと楽しみに購読していた。
ホットワイアードジャパンの編集長の江坂さんとは、その頃に少しだけやりとりをさせてもらったことがある。一身上の都合で生徒会長というものをやっており、担当の先生が「講演会でもやりましょう、誰か呼びたい人いる?」ということで、ぼくは作家の宮内勝典さんに連絡をとろうとおもった。
ちょうどその時に買った”STUDIO VOICE”(タイトルが「ぼくらの智慧の果てるまで」っていうやつ)の巻頭インタビューで宮内さんのインタビューが掲載されていた。その記事に胸を打たれて、なんとかコンタクトがとれないかと思って「宮内勝典」で検索すると、WEB上にも宮内さんのインタビューが載っていて、そのインタビューの発行元にメールをしたのだ。うちの高校に講演会に来てくれませんか?って。
そのメールがNYにいる江坂さんの元に届いた。江坂さんは元STUDIO VOICEの編集長。とても快く、本人もきっと喜ぶと思いますよ、ということで宮内さんを紹介していただいた。
で、講演会が実現。
勝手に物事を進めて校長先生にはちょっと怒られたけど、とてもいい講演をしていただいた。
その後、宮内さんのWEBサイト「海亀通信」のBBSに参加した。
「世界平和と言うけれど、目の前で自分の大切な人を殺されたとしたら、ぼくはその人を殺してしまうかもしれないと思います。どうすればいいのでしょう」
というようなとんでもなく不躾で、およそ答えの見つかるはずもない書き込みをした。
今になってみれば当時の「こんな質問をインターネットじゃしちゃいけない」というある方の意見がわかるけど、その時当人は真剣度120%。
これに対して宮内さんはもちろん、お知り合いの芥川賞作家の方々まで意見をくださったのを覚えている。とても丁寧なお言葉で、しょうもない高校生の質問に答えてくださった。あの頃から比べれば、インターネットのコミュニケーションの在り方もずいぶん変わったと思う。
そのやり取りはその後、書籍化した。
おまけに、この質問に対する宮内さんの考えが書かれている部分が、高校生の国語の教科書に採用された。
掲示板を見ると、高校生たちがあの頃のぼくと同じように、とても純粋な書き込みをしている。
そんなやり取りがあって、その後色々と紆余曲折してぼくは今cinraをやっているんだけど、たぶん根っこの部分に、宮内さんと江坂さんがいる。
自分が動けば何かができる。それをはじめて実感したのがその頃だった。その素晴らしい受け皿を用意してくれた先輩方に、感謝です。自分も常にそうありたいと思う。
ちょっと昔に戻りすぎたな。
Hotwiredの復刊を楽しみにしてます。