2006.02.19

考える時間

今日は久々にちゃんと寝た。やっぱり体の調子がいい。
お昼、パソコンを閉じて、雑誌を読んだりひたすら考えたりする。
ふと思い立って昔の写真を見たり、日記を読んだ。高校生の頃に考えていたこととか、インドに旅した時の日記なんかを読む。ぼくはどうやら人よりも過去の記憶というのがない方らしく、同窓会で昔の話しに花が咲いたりするとき、ほとんど覚えていないもんだからバツが悪い。だから当然、その日記を書いたときのことなど微塵も覚えていない。別人が書いたようだから恥ずかしさもなく、「わかってね〜な〜」と突っ込みたくもなるのだが、今よりもむしろ自分の感覚に対して敏感だ。まぁ、それはそうかもしれない。ぜいたくなもんだ。
それどころではない時期になんでこんなおセンチなことやっているかというと、自分が今目指しているベクトルを、本当にスタートラインに立つ前にもう一度確認したかったからだ。だから、cinra設立当初に相談をもちかけたU君へのメールとかも、見直したりしている。2003年設立当初、ミーティングでみんなに配った紙資料なんかにも目を通す。
eddac267.JPGそうこうしている間にサロンの時間になったので、下北沢へ。
色んな人と話す。最近、人と話すという行為が自分の中でものすごく自然な行為になっている。特に話しがない人にも、話そうと意識せずとも口が動いているから面白い。それもかなり楽しいのだ。ただ、それは1つ1つのコミュニケーションが軽くなった事も意味している。よくも悪くもだ。
帰宅後、また続き。普段はかけっぱなしの音楽を切って、もちろんパソコンも開かず、無音の状態でずっと考え事をする。自分がどうしてcinraをはじめて、どうやって3年間続けてきて、そいで何をしようとしているのか、何をしたいのかを。そのしたいことは社会に有益なことで、ビジネスになりうることか。ずっと考える。
もちろん今までだってずっと考えながらやってきた。
でも最近、頭の中が覚醒しようとしている気がしている。自分の中で大きな変化が来る予兆がしているのだ。この時期が終わったら、色んなことの見通しがよくなるっていうのがわかる。時代や人の思考の流れが今よりずっとつかみやすくなるようなかんじ。もちろん、傲慢とかではなく。
寝て朝起きたらそんな感覚忘れちゃったよ、ってことになりませんように。