2005.09.12

二大政党時代早くも終了。。。

圧倒的な自民党勝利で終わったなぁ。意外でした。
前回は公明党の議席もあってなんとか、っていうところまで民主党ががんばっていたのですが。
結局はもう、戦略の問題ですね。笑顔だのクールビズだのキャッチコピーだの。。。あそこまでわかりやすくやれば投票率もあがるし、分かりやすい方にみんな流れる、っていう。
年金だの福祉だの言っているけど、そのマニフェストをほとんどの人が理解できないのかもしれない。実は。そう言う意味では非常にアメリカ的な流れになってきている。
いずれにせよ、来年9月までは小泉体制。
その次の展開が気になる。増税は絶対だろうし。
話しは変わって、最近は色々なプロジェクトに忙殺されながらも卒論のために本を読んでいる。いや、今本を読んでいるって結構ヤバいんだけど。。。
で、「大航海」っていう思想雑誌を読んでいる。「インターネットの光と闇」っていうタイトルのやつ。最初はこの雑誌をあまり知らなかったもんだから、左翼系の雑誌なのかなぁなんて思っていたんだけど全然。
鈴木謙介と齋藤環の対談が目からウロコ。鈴木氏の現代の洞察力には圧巻。若いがゆえに新しい。フジロックやmixiやblogをとりあげて、新鮮な切り口で現代を斬っている。
今日は次回のweb特集についての座談会をやった。そのテーマが「身体性」。今週末のcinraイベントのテーマも身体表現と身体性。ぼくなりにここ1年ぐらいずっと熱いトピックなのです。結局はリアリティー不在の問題を身体性でカバーできるのでは、っていうところから端を発している。
で、この鈴木×齋藤対談、座談会の前に読んでおけばよかった。いかに身体性というものをある種の現代のシニシズムから脱するための憧れ、幻想的なものとして自分が捉えていたかがわかった。薄々気付いてはいたんだけど、やっぱりそこしかないだろうと。残されているのは身体性だけだろうと思うのは変わらない。他にあるんだとすれば、それはもう1つ1つ行動していく、つまり社会のシステム自体を変えようとする動きをやっていくことでしか見えてこないから。
実際この対談でも散々幻想だって言っているくせにじゃあそれに変わるものは? っていう話しになると何もしゃべれてない。ただ、身体性というものが一旦どういう方法論で否定されてきているのかっていうのがわかった。嬉しい嬉しい。この対談はなかなかに面白かったです。
「ベッド」のトークセッションで出演者につっこめる幅が増えたな。
「ベッド」9/16-18 @UPLINK factory presented by cinra+Pappa TARAHUMARA