2005.06.23

山手線広告

仕事帰りの山手線は電車一本まるごと広告でした。
どこかで見たことがある広告だなぁって(笑)。
yamate
cinra-magazineでも紹介させてもらったSNSコミュニティーサイトのアイピが大々的な宣伝を打っている。女性誌やCM、そしてこの山手線ハイジャック広告。
cinraはこのサイトへの音源提供やデザインアイテムの制作などで関わらせてもらっている。イベントも将来的にはプロデュースさせてもらうかもしれない。
今回の山手線広告でも音源提供させてもらったアーティストのジャケット画像が掲載されていた。
「アイピ」は言わばmixiの発展版、且つ大衆版という体裁だ。
一般ユーザーがSNSを利用するまで成熟しているのかは未知数だろう。
システムはほんとによくできているんだけど、正直言ってそういう意味では成功する確率は五分と五分だろうし、おそらくもっと見せ方やデザイン的な部分でもこっていかないとならないだろうな。
しっかし、やっぱりこうやって山手線を一本まるごとハイジャックしてしまうと、さすがに訴求力があるもんです。資本の論理と言ってしまえばそれまでだけど、広告を打つことによってそれ自体の価値以上のものを大衆に植え付けてしまうことだって簡単だ。これはほんとに恐ろしい。テレビCMで流れる映画の宣伝なんかもそうだけど、ぼくたちの事物に対する考え方、価値観にかなりの影響を及ぼしているんだろうな。
情報には多かれ少なかれ必ずそういう必要のない余剰物が含まれている。
それでも、情報に対して閉鎖的になってはいけない。
閉鎖的でいればいるだけ器が狭くなってきてしまうから。
アンテナをガっと広げて、なんでも入れる。メディアによって受けるかもしれない悪影響も全部一旦飲み込む。そこで浮上する判断力だったり批判能力、これが勝負所。
そこで葛藤をしていないと自分自身の感性が鈍っていっちゃう。
日々、精進したいものです。
と言いつつぼくの情報収集源のほとんどはインターネット。
数は膨大だけど、何を見るかは全部自分の選択に限られているから、ある意味すごく閉鎖的になりがちです。ってことで、作業中テレビつけておこうかしらと思うこのごろ。まぁ見ないんだけど(笑)。。
今日ももっぱらマガジンの制作。
みんな、ほんとにがんばってる。
これでいいものができないはずがありません。