2006.05.04

ヘンテニ発売! と 編集会議に掲載されました

本日5月3日、cinra records第一弾、”henrytennis / Eight Rare Cases”が発売となりました!
ヘンテニ発売
早速タワレコ新宿に行くと、試聴機に!
どうぞどうぞ聴いてください。こりゃいいですから。
全国のタワー、HMV、アマゾンとかで売ってます。
cinra recordsのwebサイトで試聴できるので是非。
cinra records
編集会議
それから、5月1日発売の雑誌『編集会議6月号』((株)宣伝会議刊)にて、cinra magazineを取材していただきました。相変わらず写真写りが悪いですが、
本屋にお立ち寄りの際は是非ご覧ください。119ページです。
さて、昨夜はヴィム・ヴェンダースの来日記念のオールナイト上映会。@池袋 新文芸座
新文芸坐
監督本人の舞台挨拶から始まって、「パリ、テキサス」→「ブエナビスタ・ソシアルクラブ」→「ランド・オブ・プレンティー」という怒濤のラインナップでした。
「パリ、テキサス」は一度劇場で観てみたかったし、「ランド・オブ・プレンティー」はタイミングを逃して観に行けなかったから、真ん中の「ブエナビスタ」(これだけは公開当初劇場に観に行ったので)で爆睡する予定で乗り込む。
が、目を閉じてもとんでもない音楽が鳴り響いちゃうもんで、眠れない。彼らの音楽はぼく自身でも抗えないぼくの睡魔にやすやすと勝ってしまったという点で、無条件に評価できてしまう。結局3本がっつり観ちゃいました。
一番好きな映画は「ベルリン天使の詩」。だから必然的に一番好きな監督もヴェンダースになる。動くヴェンダースを見るのは初めてだったけど、なんとも紳士的な立ち振る舞い。素敵だなぁ。
上映された3本ともロードムービー的な要素はありつつも、全く切り口が違う。それでも彼の作品の中で共通しているのは、人間に対する底知れぬ愛なんだろうと思う。その意味で、彼が敬愛する小津安二郎に近い。尊厳さと情けなさを併せ持つ人間の生き様を精密な構成で描いている。
基本的にぼくは、音楽にせよ映画にせよ絵画にせよ、矛盾する相容れない要素がブレンドされてしまった奇跡的な作品にいつもノックダウンさせられるのだ。もうたまらん。
久しぶりの映画館。
映画ってやっぱり、いいもんですよね〜。